熊本のドローンスクール(登録講習機関)CMドローンアカデミーの長谷川です!
熊本県内でも、農薬散布や空撮、点検業務などでドローンの活用が急拡大しています。ドローンを仕事や本格的な趣味にするために必要な「国家資格(無人航空機操縦者技能証明)」を取得する際、避けて通れないのが「技能証明申請者番号」の取得です。
ドローンスクール(登録講習機関)の国家資格講習を受ける際に必ず提示を求められます。
今回は、技能証明申請者番号の取得方法について解説したいと思います。
技能証明申請者番号とは何か?

この番号は、国土交通省が操縦者の情報を一括管理するために発行する数字です。
• なぜ必要なのか:スクールでの講習修了履歴や、学科・実地試験の結果、身体検査の結果をすべてこの番号に紐づけて管理するためです。
• 年齢制限に注意:16歳未満の方は、この番号の申請を行うことができません。 高校生であれば誕生日前の方はまだ申請できないので注意が必要です。
申請前に必ず揃えるべき「準備物」の詳細

手続きをスムーズに終わらせるために、以下の準備を整えましょう。
① DIPS 2.0 の個人アカウント
まずはシステムへのログインが必要です。
•アカウントを持っていない場合は、先にトップページから「個人のアカウント開設」を行ってください。
② 本人確認書類(以下のいずれか)
• マイナンバーカード:最もおすすめ。スマホで読み取るだけで住所・氏名が自動入力されます。
• 運転免許証
• パスポート
③ 顔写真データ
これが最も重要です。不備があると再申請になります。
• サイズ・形式:縦3cm×横2.4cmを目安に、2MB以下の.jpgまたは.png。
• 撮影のルール:
◦ 6か月以内に撮影、正面、無帽、背景なし(無地・影なし)。
◦ 目の周辺に髪の毛やマスク、眼鏡のフレームが重ならないこと。
◦ 加工写真はNG。ノイズ(画像の乱れ)がないこと。
④ 受講するスクールの「事務所コード」
受講するドローンスクールからあらかじめ伝えられるコードを準備してください。
【実践】技能証明申請者番号の取り方:全8ステップ

「ドローン情報基盤システム2.0」にアクセスし、以下の手順で進めます。
Step 1:システムにログイン
DIPS 2.0のトップページからIDとパスワードを入力してログインします。 成功すると右上に氏名が表示されます。
Step 2:メニューの選択
画面をスクロールし、「技能証明の取得手続」にある「技能証明の取得申請へ」ボタンを押します。 次の画面で「技能証明申請者番号の取得」を選びます。
Step 3:本人確認を行う
4つの選択肢があります。スマホで完結することもできます。
• マイナンバーカード(2次元バーコード認証):スマホの「マイナポータルアプリ」を使って読み取ります。
• 運転免許証・パスポート:スマホカメラで自分の顔と書類を撮影します。
※郵送も可能ですが、熊本から東京(航空局)へ書類を送るため、発行までかなり日数がかかります。
Step 4:申請者情報の入力
氏名、住所、生年月日を入力します。 マイナンバーカード連携をした場合は自動入力されるため、入力ミスを防げます。 ここで、準備した「顔写真データ」をアップロードします。
Step 5:登録講習機関情報の入力
熊本で受講するドローンスクールの事務所コードを入力し、「検索」を押して「確定」させます。
※まだスクールを決めていない場合、この項目は飛ばして後で登録することも可能です。
Step 6:その他情報の入力
「拒否に関する条件」として、過去の事故歴や、アルコール・薬物中毒でないか、精神疾患がないかといった質問に「はい」「いいえ」で答えます。
Step 7:申請内容の最終確認
入力したすべてが表示されます。 特に住所の番地抜けや写真の不備がないか、もう一度確認して「取得申請」をクリックします。
Step 8:【最重要】到達確認(メール認証)
申請ボタンを押しただけでは終わりません!
- 登録したメールアドレスに「各種手続き確認のお知らせ」が届きます。
- メール内のURLをクリックして、初めて申請がシステムに受け付けられます。
- 注意!URLを押して「認証完了」画面が出るまで、ブラウザの申請画面は絶対に閉じないでください。 閉じると入力データが破棄されてしまいます。
4. 手続き中に守るべき「鉄の掟」

DIPS 2.0を利用する際は、マニュアルに記載された以下の留意事項を厳守してください。これを破ると、最初からやり直しになるケースが多いです。
- 「60分ルール」の遵守
操作を中断して60分以上放置すると、セキュリティ保護のため自動的にログアウトされ、入力した内容が消えてしまいます。 - ブラウザの「戻る」ボタン禁止
ブラウザ(Google ChromeやSafariなど)の「戻る」や「更新」ボタンは押さないでください。画面内にある「戻る」ボタンを使って移動しましょう。 - 複数端末での同時ログイン禁止
スマホとPCなど、複数のデバイスで同時に同じアカウントにログインして操作すると、システムエラーの原因になります。
申請後

申請後のステータス確認と「再申請」について申請が完了した後は、審査が行われます。審査状況はDIPS 2.0内の「申請状況確認/取下げ/支払い」ボタンからいつでも確認できます。
• 手続完了:番号が発行されました。メールでも通知が届きます。
• 修正対応中(再申請):写真のボケや入力ミスがあった場合に表示されます。
◦ この場合、申請状況一覧の**「再申請」ボタンを押し、指摘された箇所を修正して、もう一度 Step 8(到達確認)まで行います。
• 申請の取下げ:もし「完全に間違えて申請してしまった」という場合は、審査が進む前であれば「取下げ」**ボタンからキャンセルが可能です。
番号取得後に内容が変わったら?(属性情報変更)

「熊本市内に引っ越した」「結婚して姓が変わった」など、登録情報に変更が生じた場合は、速やかに「属性情報変更」を行う必要があります。
- DIPS 2.0にログインし、「技能証明申請者番号の登録情報確認/変更」を選択。
- 氏名や住所の変更には、再度本人確認が必要です。
- 変更理由(例:結婚のため)を入力し、新しい情報を送信します。
- 最後は必ず、新規取得時と同じくメールのURLクリック(到達確認)を行ってください。
代理人に申請を依頼する方法

「自分で操作するのがどうしても不安」という方は、代理人(スクールなど)に申請を任せることもできます。
- 依頼人の操作:DIPS 2.0で「代理人の設定」を行い、「代理人設定用パスワード」を発行します。
- 情報共有:代理人に「ログインID」「氏名」「発行したパスワード」を伝えます。
- 委任状:システム外で用意した「委任状」「顔写真」「本人確認書類」を代理人に渡します。
- これで、代理人があなたに代わって申請手続きを進めることができるようになります。
熊本でドローン免許を取得するメリット

熊本県は、広大な農地や阿蘇の雄大な山々、有明海や天草の豊かな海など、ドローン活用に適したフィールドが非常に多い地域です。そのため、ドローンは単なる趣味にとどまらず、実際の仕事や地域課題の解決に直結するツールとして注目されています。
例えば農業分野では、熊本の特産品を守るために農薬散布ドローンが導入され、省力化や作業の安全性向上に大きく貢献しています。災害対策の分野では、阿蘇周辺で発生しやすい土砂災害や崩落箇所の点検を、上空から迅速かつ安全に行う手段として活用されています。また観光・空撮の分野では、熊本城や自然豊かな景色を魅力的に発信する映像制作にも欠かせない存在となっています。
こうしたドローン活用を実現するためには、今回解説した「技能証明申請者番号」の取得が、すべてのスタートラインとなります。
まとめ:ドローン免許取得は「最初の登録」が肝心!

無人航空機操縦者技能証明を取得するための第一歩が、「技能証明申請者番号」の取得です。
この番号は、ドローン操縦者にとっての共通IDであり、講習の受講履歴、学科・実地試験の結果、身体検査の情報など、すべての記録が一元管理されます。
この番号がなければドローンスクール受講も試験受験も進めることはできません。
手続き自体はオンラインで完結しますが、いくつか注意点があります。
特に顔写真の規格違いがあったり、メールでの到達確認を忘れてしまうと、再申請が必要になったりするケースが多く見られます。
また、60分以上操作を中断しない、ブラウザの戻るボタンを使わない、複数端末で同時ログインしないといったルールを守ることも重要です。

この流れを自動車教習所にたとえると、イメージしやすくなります。
DIPSアカウントの作成は「教習所に入校相談をする段階」、技能証明申請者番号の取得は「正式に教習所へ入校し、教習生として登録される段階」にあたります。
顔写真の提出は免許証用の写真撮影、そしてメールの到達確認は、すべての書類に最後の確認印を押してもらう作業です。
このどれか一つでも欠けると、教習が始められないのと同じです。
技能証明申請者番号を正しく取得できれば、その後の流れはスムーズになります。
申請手続きで不安を感じた場合は、一人で悩まず、登録講習機関やスクールに相談することが、結果的に最短ルートとなります。ドローン免許取得への第一関門であるこの手続きを、確実にクリアして次のステップへ進みましょう。
(注:この記事は「ドローン情報基盤システム 操作マニュアル 技能証明申請者番号申請編」に基づき作成されました。システムの更新により画面表示が変更される場合があります。)


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